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カタツムリとナメクジの違いって何?殻があるかないかだけ? [虫たちの不思議]

カタツムリとナメクジの違いはなにか?

子供「ねぇパパ、カタツムリとナメクジって同じなの?」

パパ「えっ!?どうかね?見た目は違うと思うけど、違うとしたらどこが違うと思う?」

子供「違うところは・・・、殻があるところくらいかね」

パパ「そうじゃね、ほかには何かあるかね?」

子供「う~ん、無さそう」

パパ「ほいじゃあ、同じなのかもしれんね、少なくとも仲間かもしれんよ」
  「一緒に図鑑で調べてみようか!」



ということで、調べてみました。
するといろいろと面白いことが分かりました。




 「カタツムリの進化形がナメクジ!?」

びっくりでした!
てっきりナメクジが進化した姿が、
今のカタツムリで
カタツムリの祖先がナメクジ
かと思っていました。

しかし、実際にはカタツムリが進化して
ナメクジになったのだそうです。

カタツムリの進化の過程で、
殻が退化し今のナメクジのような姿になったとのこと。

カタツムリやナメクジは、
移動速度がとてもゆっくりなため、
地域による固有種が多いのだそうです。

その関係で、世の中には
いろいろなカタツムリやナメクジがいて、
中には殻が体の中に半分埋まったようなヤツや
体長20cm以上のナメクジもいるそうです。

確か研修で行ったハワイでは、
カタツムリのサイズが日本で見たものより、
一回りも二回りも大きかった記憶があります。



 「カタツムリとナメクジは別の生き物」

一応、生物学的分類では、
違う生物として分類されるそうです。

今回ここでは、子供にも説明しやすいよう、
小難しい言葉は省かせていただきます。

簡単に言うと、ナメクジには
「カタツムリの殻が退化してなくなった種」
も含まれるそうですが、
カタツムリはあわびなどの巻貝の仲間
なのだそうです。

もうひとつ別の例を用いると、
大人なら多くの人が食用のカタツムリが存在することは
知っていると思います。

ではナメクジはどうなのかというと、
食べられないことはないそうです、一応。
でも美味しくもないとか。

つまり
 「カタツムリは巻貝の仲間だから食べても美味しいけど、
  ナメクジはそれとは別の生物だから美味しくない」
とのこと。

だから、カタツムリとナメクジは
別の生き物だと言える。

ちょっと無理やり感はありますが、
こんなところにも違いがあるみたいですね。!



 「カタツムリの殻を取ったらナメクジになる?」

私も子供のころは、同じように考えていました。

私の子供の同じように考えていて、
実際に殻を取ろうとしていましたが、
カタツムリの体がヌルヌルして、
つかみにくくて断念していました。

結局、カタツムリの殻はヤドカリなどと違い、
体の一部となっているようです。

殻の中には内臓があり、
乾燥から身を守る大事な部分でもあるみたいです。

ちなみに、カタツムリの殻が割れると、
小さなものなら数日で再生するそうです。

また、大きく割れてしまうと
カタツムリは死んでしまうそうです。

だからやっぱり、
カタツムリの殻は体の一部なんですね!

カタツムリを探すとき、
コンクリートのブロック塀で見かけることってありません?

あれは、殻の原料となるカルシウムを
ブロック塀と食べて補給しているんだそうです。

ヤドカリたちと違い、
体が大きくなると殻を乗り換えるのではないため、
自分で材料を補給して、
殻を大きくしているのだそう。

だから、小さなカタツムリは殻の巻きが少なく、
大きなカタツムリは殻の巻きが多いのだそう。

これも、カタツムリの殻が体の一部
だという証拠といえそうですね。

カタツムリの殻は体の一部とも言えるので、
無理やり殻を取るのはやめましょう。

私たちが手足を引きちぎられるのと同じように、
カタツムリの痛いと思います。



 「カタツムリは食用にもなるけど、ナメクジはどうなの?」

西洋料理でカタツムリの料理が
紹介されていることが時々ありますよね。

どのカタツムリでも食用になる
というわけではないようですが、
大雑把に言って、
カタツムリは食べられると考えていいようです。

しかし、ナメクジはカタツムリほど
広く一般的には食用にされていないようです。

世界中で探してみると、
一部の地域で食用とされているようですが、
極一部のようです。

また、日本でも民間療法の一部として
ナメクジを食べる習慣のある地域があるようです。

ちなみに、カタツムリもナメクジも、
生食はかなり危険な行為のようです。

どちらも、「広東住血線虫」という
寄生虫を媒介することがあるらしく、
この寄生虫が人間に寄生すると、
髄膜炎を発症するなどして命の危険もあるようです。

幸い、この寄生虫は乾燥に弱いので、
カタツムリたちを触った後は
よく手洗いをして、
しっかり乾燥させれば大丈夫なようです。

じゃあ西洋料理で出てくるカタツムリたちは
大丈夫なのかと心配になりますが
料理として出てくるカタツムリは、
食用に養殖されたものなので
寄生虫の心配はないのだそうです。









まとめ

・ナメクジはカタツムリとは別の生き物
・カタツムリが進化(殻が退化)してナメクジとなったらしい
・カタツムリの殻は体の一部
・ナメクジも食用にしようと思ったらできる
・カタツムリもナメクジも寄生虫には要注意
・カタツムリやナメクジを触った後は、しっかり手洗いと乾燥を!!

「おたまじゃくしの尻尾はどこに消えるのか?」 はこちらへ

「カタツムリはどうやって増えていくのか?」 はこちらへ






2015-03-25 22:14  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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